ノーショー問題
よしをです。
飲食店やホテルなどの予約を、
連絡なくキャンセルする、「ノーショー(NO SHOW)」問題。
予約に関するリテラシーの低い人たちに多く見られる現象です。
直前のキャンセル(いわゆるドタキャン)とは異なり、
ノーショーの場合、一切連絡なく、現れないので、
飲食店などにとっては、食材費が無駄になるだけでなく、
来店を前提にして準備しているので、機会損失も免れず、
二重三重の損失になってしまいます。
今回の話題をとりあげた理由は、わたしの実体験によります。
ある飲食店に、久しぶりに予約を入れようとしたところ、
フェイスブックから予約をするようにいわれました。
わたしは、フェイスブックをやらないので、別の方法をお願いしたのですが、
融通が利かず、
結局、予約をあきらめようと考えていたところなのです。
フェイスブックに、どの程度の抑止効果があるのか、わかりませんが、
おそらく、店としては、これまで、ドタキャンやノーショーで、
相当痛い目に遭っているのだろうと想像します。
ノーショー対策に、有効な方法はないのか、調べてみることにしました。
①来店意思の事前確認
来店前に、メールや電話で、客に来店の確認をとるという方法があります。
ノーショーに対する、ある程度の抑止効果はあると考えられますが、
店の手間もさることながら、
まるで借金返済の催促の電話のように聞こえるといった、
客側の不快感も、同時に指摘されています。
②前払い方法
ウェブ系のサービス会社では、
客に先払いや、一部先払いを求める方法も、提案されています。
飲食代の全部や、前金として、代金の一部を事前に預かるものや、
予約をする際に、クレジットカードの番号を伝えておき、
もしノーショーになった場合、料金を引き落とすという、
いわゆるノーショーチャージといわれるものがあります。
後者は、外国では、一般的におこなわれているそうですが、
予約段階でクレジット番号を伝えることについて、日本では、なじみがなく、
今のところは、あまり浸透していないようです。
③補償制度
ノーショーなどで被害を被った場合に、見舞金を支払うサービスです。
損保と同じように、店は年会費を支払い、
ノーショーの被害に遭った場合、見舞金が支払われます。
昨今、外国人観光客の増加にともない、
ますます、ノーショーの被害が増加しているようです。
上記の対策のほかにも、
手軽で、被害の抑止効果の高いサービスが定着するといいと思いますが、
わたしの中では、②の前払い方法は、理にかなっているし、
あまり抵抗感もなく、受け入れられます。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。