さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

同郷のよしみ

よしをです。 魏の要衝である樊城(はんじょう)が、関羽軍に包囲され、 城を救援するため、徐晃が援軍として駆けつけました。 戦いの最中にも関わらず、 関羽と徐晃は対峙して、たわいのない話をしはじめましたが、 徐晃は会話を打ち切ると、配下に向かって…

朝日新聞と世論調査

よしをです。 朝日新聞は、コンピューターで機械的に選んだ番号に、 オペレーターが電話する方式で、世論調査をおこなっています。 最近の調査では、固定電話のほかに、携帯電話へもアプローチしています。 名簿や電話帳をもとにしておらず、読者限定の調査…

サンマはどこに行ってしまったのか

よしをです。 昨今はサンマが大不漁です。 ご祝儀価格なのでしょうが、 先日は店頭で一尾6000円の値がついたということです。 不漁が続くサンマは、高級魚になりつつあるのかもしれません。 江戸時代には、サンマは庶民のための安価な魚でした。 それは…

10世紀に日本海を挟んで起こった2つの大噴火

よしをです。 十和田湖は火山です。 火山というと、富士山や浅間山のような円錐型の山を想起しますが、 火砕流の噴出によって生じた陥没カルデラは、十和田湖のほかに、 北海道の屈斜路湖、支笏湖、洞爺湖や、九州の阿蘇山があります。 平安時代に発生した十…

森友問題のおさらい

よしをです。 いわゆる森友問題は、安倍政権とは無関係であるにも関わらず、 マスコミと野党の共闘によって政治問題化した、不幸で愚かな事件です。 大阪府豊中市の国有地が、森友学園に小学校用地として、 9億円強の鑑定価額から8億円以上も値引きされて…

北海道開拓の道筋

よしをです。 田沼意次といえば、賄賂政治の代名詞として悪名高い政治家です。 田沼は紀州藩の足軽の家に生まれましたが、 幼い頃から利発で知られていました。 紀州藩主徳川吉宗が八代将軍になると、 小姓として江戸に随行して旗本になり、メキメキ頭角を現…

死海文書と贋物

よしをです。 1947年に、パレスチナのクムラン洞窟で、 遊牧民ベドウィンの羊飼いが古い壺を見つけました。 そのなかに数千本の古い巻物が収められていて、 調査の結果、1800年以上前に書かれたものであることが判明しました。 巻物にはユダヤ教の教…

戦国時代のサラリーマンの運というもの

よしをです。 大坂と京都間を電車で移動するルートは、 JRもしくは私鉄の阪急電車と京阪電車があります。 京阪電車は大阪の淀屋橋から京都の出町柳を結んでいますが、 途中に中書島(ちゅうしょじま)という名前の駅があります。 この珍しい地名は、桃山時…

小人閑居して不善を為す

よしをです。 「大學(だいがく)」は儒教の経書のひとつで、 曾子がつくったとも、秦漢の儒家の作ともいわれていますが、 作者はわかっていません。 南宋以降、「大學」は「中庸」「論語」「孟子」と並び、 儒家四書とされましたが、 「大學」は、「切磋琢…

西欧の寄付運動とタイガーマスク現象

よしをです。 キリスト教の神の特徴は、金が嫌いだということです。 したがって、中世ヨーロッパではキリスト教徒は金融業に従事できず、 金儲けに寛容なユダヤ教徒が、銀行業を独占しました。 ローマ教会は、ユダヤ教徒の金融業独占を横目で見ながら、 キリ…

ピロリ菌シロウト考

よしをです。 ピロリ菌は、胃がんや胃潰瘍の原因であることが知られています。 菌の保有率は、世界平均で50%程度であるといわれていますが、 地域差が大きく、インドやラテンアメリカでは70%と高く、 先進諸国では20%前後になっています。 日本は先…

千利休の首

よしをです。 豊臣秀吉と千利休との関係悪化は必然でした。 ふたりの離心の原因は諸説ありますが、 結局、茶事の好みが根本的に相容れなかったのでしょう。 利休の侘茶は諸将の心をつかみましたが、 秀吉はその芸術性を理解できませんでした。 元来、豊臣秀…

社会構造の変化が起こっているのだ

よしをです。 政府はあえて開始時期を前倒ししてまで、 「GOTOキャンペーン」をスタートさせましたが、 首都圏を中心に武漢肺炎がふたたび増加傾向に転じたことによって、 東京都在住者を適用対象からはずしたり、 事前予約のキャンセル代を政府が負担す…

中国の都市問題

よしをです。 もし、この度のウイルス汚染問題がなければ、 武漢がこれほどの大都市であることを知る機会はありませんでした。 中国国内には、武漢のほかにも、 成都、邯鄲、西安といった内陸部の都市の人口が膨張しています。 成都は人口1400万人を有し…

離合集散を繰り返す野党

よしをです。 9月解散説が囁かれていることを背景に、 野党の動きが慌ただしくなっています。 離合集散を繰り返してきた旧民主党グループが、 またしても合流しようとしているようです。 立憲民主党は先日おこなわれた東京都知事選における惨敗で、 いまさ…

猥雑の境界線

よしをです。 スサノオノミコトの乱暴な振る舞いに怒ったアマテラスオオミカミは、 天の岩戸に隠れてしまい、世界が真っ暗闇になってしまいました。 困った神々は、アマテラスに岩戸から出てくるようにお願いしますが、 一向に返事がありません。 そこでアメ…

ほめ殺し

よしをです。 東京佐川急便の経営陣が、 暴力団に、巨額の資金を流出させた事件の動機解明の捜査のなかで、 政界スキャンダルが明るみになりました。 きっかけは、竹下登政権樹立のため、元自民党副総裁金丸信氏が、 右翼の街宣攻撃封じを暴力団稲川会に要請…

人種差別の根

よしをです。 奴隷解放の父とよばれるエイブラハム・リンカーンは、 奴隷解放宣言を出して南北戦争を戦い、黒人奴隷を開放しましたが、 人種差別を否定していたわけではありませんでした。 リンカーンはこのような発言をしています。 「わたしは白人と黒人の…

グレートジャーニー

よしをです。 今から20万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、 その後、何万年もかけて、世界中に拡散しました。 日本国内には後期石器時代の遺跡が1万以上見つかっていますが、 そのすべてが3万5000年前以降に集中しています。 つまり、そ…

ニューディール政策とは笑わせてくれる

よしをです。 ムンジェイン韓国大統領が未来へのビジョンとして、 「韓国版ニューディール」構想を発表しました。 2022年までに55万人の雇用を創出し、 2025年までに76兆ウォンを投資する計画なのだそうです。 財源について言及がありませんが、…

不正投資の代償は大きい

よしをです。 住宅金融公庫が提供する低利率住宅ローン「フラット35」を悪用した 不動産投資家に対して、 契約違反として残額の一括返金を求められるケースが増えています。 投資家のほとんどは実勢価格を上回る価格で物件を購入しているため、 自己破産す…

かわいそうなソクラテス

よしをです。 喜劇作家アリストファネスは、喜劇「雲」にソクラテスを登場させています。 アリストファネスは、ソクラテスを、ひとを惑わす怪しげな詭弁者、 あるいは道徳を破壊する危険思想の持主として描写しています。 借金の返済に困っていた父親が、奇…

ビリー・ホリディの時代

よしをです。 大いなる南部ののどかな風景/飛び出した目と歪んだ口/ マグノリアの香りは甘く新鮮/そこに突然焦げた肉の臭い/ ニューヨークのユダヤ人高校教師のルイス・アランは、 1930年、白人のリンチによって殺害され、 ポプラの木に吊るされた2…

旭日旗と手のひら返し

よしをです。 日の丸君が代が日本の国旗国歌として認定されたのは、 平成11年の「国旗及び国家に関する法律」の成立によるものです。 それまで長らく、「日の丸掲揚」「君が代斉唱」といっていたのが、 いつしか「国旗掲揚」「国歌斉唱」に代わりました。 …

サンクトペテルブルクを訪れてみたい

よしをです。1703年、ピョートル大帝がモスクワからの遷都を思い立ち、あたらしい都の建設を開始しました。 サンクトペテルブルクは、65本の川と100あまりの島を500の橋で結んでいる水の都で、「北のベネチア」とも呼ばれる美しい町です。ドスト…

身に毒が回る

よしをです。院政を確立し、天皇の父親として絶大な権威を振るった白河法皇にとっても、「賀茂川の水、双六の賽、山法師」の3つは、如何とも制御しがたいものでした。 山法師、すなわち僧兵とは、武装した僧侶のことです。743年に墾田永年私財法が施行さ…

桂文楽と養子

よしをです。八代目桂文楽は、まことに不器用な芸人で、芸人にとって大きな武器となる、とっさのアドリブができず、20分の噺を15分に縮めることや、15分の噺を20分に延ばすこともできませんでした。そんな文楽が名人といわれる所以は、噺の完成度で…

因幡の白兎

よしをです。古事記の因幡の白兎は、和邇(わに)を騙して並ばせ、隠岐の島から出雲まで、海を渡りました。この際、和邇が、サメかワニなのかは、大した問題ではなく、興味深いのは、弱い生き物が、強い動物を騙すという説話が、東南アジアからインドまで、…

衆愚政治とオリンピック

よしをです。民主主義発祥の地アテネでは、疫病の大流行によって優れた政治家であるペリクレスが亡くなると、クレオンに代表されるデマゴーグ(扇動政治家)が跳梁して、スパルタとの無謀な戦争に突入し、アテネは戦いに敗れて、民主政治は崩壊しました。の…

桃園の誓い

よしをです。黄巾賊退治の義兵を募集する高札の前で、ため息をついているひとりの男がいました。「大の男が世のために働くこともなく、ため息をつくとは情けない」。声を掛けたのは身の丈8尺(184センチ)、豹頭環眼、燕頷虎鬚の大男でした。最初の男が…